新幹線車体にスプレーで
「ハック」
と落書きされる騒ぎがあったばかりの東京新幹線車両センター近くで、2日、またもひどい落書きが見つかった。関係者は「近隣に住む小学生のしわざ」と見て捜査をすすめている。
落書きが見つかったのは東京都北区の田端第二小学校構内。3年1組担任の田中美佳教諭(32)が、2時間めの算数の授業をはじめようと教室に入ったところ、黒板にチョークで
「ハック71」
と書かれていたという。
田中先生はあわてて「これを書いたのは誰だ」と問い詰めたが、児童は真っ青な顔をして首を振るばかり。いまだ犯人は見つかっていない。今のところ、前日おこなった「かけざん七の段ふくしゅうてすと」で赤点を取った3名を重要参考人として事情を聞いているが、いずれも容疑を否認しているという。3年1組では、児童の安全確保のため犯人逮捕まで毎日「八の段100回書き取り」をおこなう予定。
事件について、田中先生は
「明らかにモラルと学力に欠けた小学生の犯行。かならず犯人を見つけだして補習をおこなう」
と憤るいっぽう、「このままでは九の段に進めない」と授業進度を心配しているようすだった。