映像制作会社や映像ソフトメーカーなどで構成する日本映像ソフト協会(JVA)は20日、
「タイムトラベラーにも私的録画補償金を課すことが必要だ」
との考えを表明した。「ダビング10」などでテレビ放映作品の著作権の扱いが急激に変化しつつある動きを受けたもので、今後は実現を見据え関係各方面に働きかけていく方針。
同協会によれば、タイムトラベラーによるテレビの「繰り返し視聴」は無視できない規模にまで膨れ上がりつつあるという。把握されている悪質な事例では、広島県尾道市在住の女子中学生が
「4日前の理科室にいくため」
と称しては何度も昨日に戻り、おなじテレビ番組をタダで繰り返し視聴していた。被害金額はムダにしたラベンダー代など込みで数十万円にものぼる。
JVAは
「ケン=ソゴルに会うためにタイムリープすること自体はしかたないが、映像作品を繰り返し見るのはDVDなどを購入してもらうのが前提」
とし、製作者になんらかのフィードバックがあってしかるべきと主張する。具体的にはタイムトラベル向けラベンダーの価格に私的録画補償金を上乗せするなどの策を考えているという。
この時期にこのような発表がなされた背景には、JVAの幹部が長らく熱烈な原田知世ファンだったにもかかわらず、ふっと
「もう年増じゃん…」
と気付いてしまったことがあると見られる。そんなことを言って全国の原田知世信者が立てるのは、はらだとおもーよ…といったところだろうか。