秋葉原通り魔事件で刃物所持に対する警戒が強まるなか、アーミーナイフを所持していた男性を任意同行しようと10人以上の警官が取り囲む騒ぎが、15日午後、都内中央区の路上で起きた。ナイフの大きさが銃刀法の規制対象外だったことから男性は無罪放免となったが、市民のあいだで治安維持に協力しようとするモラルの低下しつつある嘆かわしい現状が、あらためて浮き彫りになったかっこうだ。
警視庁佃署によれば、騒ぎが起きたのはこの日午後1時すぎ。警ら中の巡査が中央区佃の高層マンション前でひげ面マッチョの怪しげな男を発見。呼び止めて職務質問したところ、所持品からスイスアーミーナイフが見つかったため銃刀法違反の疑いで任意同行を求めた。しかし、男性が
「これは仕事道具」
「大きさも銃刀法に違反しない」
などと主張。同行を拒否したため、一時は応援の警官が10人以上も駆けつけて押し問答の騒ぎとなった。
警官側は「どうしてPerlなんだ。今どきRubyだろ」「とにかくそのひげをそりなさい」などと粘り強く交渉したが、結局ナイフのバイナリファイルサイズが「1Mバイト以下」で銃刀法の規制対象外であることが確認されたため、男性は無罪放免に。しかし、この男性は日ごろから「アルファギーク」を自称し、ネットを舞台にアーミナイフの使い方を(頼んでもいないのに)指南するなど悪質な行為を繰り返しているとのうわさがあり、今回の一件も確信犯的行動の可能性が高い。「警察はこの機会にきちんと逮捕しておくべきだったのではないか」と指摘する筋もある。
Perlよりawk派でアルファギークにも詳しいbogusnews編集主幹は、
「男は単著を何冊も出したり、高級マンションに住んだりと非常にうらやましい。ウチは報道サイトなのに“ねとらん”に日記サイト扱いされたうえ、3万円が送られてこない…。こうした格差の放置が治安悪化につながっているのではないか」
と語る。とにかくねとらんは3万円を送ってくるべきではないだろうか。