東京・秋葉原の通り魔事件で刃渡り13センチのダガーナイフ(サバイバルナイフ)が用いられたことについて、町村信孝官房長官は9日午前「規制強化のあり方を検討する必要がある」と示唆した。この発言に街では困惑が広がっている。中でも戸惑いを隠せないのがレベルの低い冒険者たち。
「これ以上規制するとは、死ねということか」
と怒りの声すら聞かれる。
取材のため、リルガミンの街で一番の武器商店「ボルタック」を訪れた。アイテムの調達にいそしんでいたシーフのウチモリフさん(レベル1)も、にわかに沸きあがったダガー規制論には否定的だ。
「生き残れるかどうかはゴールド次第というこの格差社会で、ダガーだけが唯一われわれの味方。規制されれば素手で戦うしかない。死ねということか」
と手厳しい。
店主のボルタックさんによれば、ダガーは駆け出しの冒険者たちにとっては必需品。
「見栄を張ってショートソードを買ったために、地下1階で早々にロストしてしまうパーティを何度も見てきた」
という。命を奪うだけでなく“救う”道具としてのダガーの姿が、ここにはあった。
もちろん「メイス使えばいいじゃん」(匿名希望のレベル1プリースト)とか、「ハダカがいちばん強いよ」(レベル10ニンジャ)といった指摘もある。だが、思い出してほしい。陳腐なことばだが「道具に善悪はない」ことを。ダガーを規制する前に、ゲーム感覚でモンスターを殺戮してまわる風潮をなんとかするべきなのではないか。
リルガミンに詳しいマーフィーズゴーストさんのコメント:
もう養殖しないでー