「どの国もやっている」としてサマータイム(夏時間)制度の導入に前向きな姿勢を示した福田首相が、26日、さらに“日本独自の悪弊”を取り除く新たな是正策を示した。日本の各方面における“ガラパゴス状態”は経済低迷の一因として問題になっているが、それにくさびを打ち込む動きに弾みがつきそうだ。
首相が新たに指摘したのは、日本の民族構成の異常性。
「日本の人口の95%以上が日本人。これほど高い割合でひとつの民族が人口の大半を占めているというのは、きわめて異例だ。特に日本人が国民のほとんどを占める国は、OECD諸国の中でも日本だけだ」
として、世界標準に従っていないわが国の問題を是正すべきとの見解を示した。
また、
「日本も、1945年ごろに“一億総玉砕”というかたちで日本人を滅ぼし単一民族への人口の偏りを是正しようとしたことがあったが、残念ながらやめてしまった。このあたりであらためて検討すべきだろう」
と、議論が活発化することに期待を寄せる。
この状況が是正されれば、与党政治家が「日本は単一民族国家」などと放言して騒ぎになるなどの問題がなくなるというメリットもある。具体的な解決方法としては、日本人を富士山近くの行政特区に集結させ一挙に虐殺する…といった案が検討されているという。これもまた、余計な二酸化炭素を放出する人間を減らすことができ一石二鳥。温暖化防止という国際的な動きにキャッチアップし、グローバルスタンダードにのっとった美しい国へと成長するのに不可欠な施策であることは間違いない。実現できるかどうかで福田政権の真価が問われると言っても過言ではなさそうだ。