先日「歴史的和解を果たした」と話題を呼んだ、食通で陶芸家の海原雄山氏と実子との関係に早くも暗雲が垂れ込めている。雄山氏が、この実子と見解が異なる亡き妻の死因について
「私が殺したという証拠はない」
と強硬に主張しはじめたためだ。
雄山氏は帝都新聞社が企画する「至高のメニュー」監修に長らく携わり、実子で東西新聞社「究極のメニュー」を担当する山岡士郎氏と骨肉の争いを繰り広げてきた。しかし、このところ孫ができたことなどから二人の関係改善への気運が強まり、友人・親族らの尽力により12日に手打ち式がおこなわれたばかりだった。
問題になっているのは式後、親しい側近にもらしたとされる雄山氏のことば。士郎氏がかねてから展開している「ヤツはオレの母(雄山氏の妻)をさんざんいびって虐殺した」との非難に
「その事実も証拠もない。士郎の捏造だ」
と述べたというのだ。また雄山氏は、主宰の「美食倶楽部」で発行する社史から「妻大虐殺」の一節をまるまる削除するよう指示したとの噂もある。
これに対し山岡士郎氏は
「これがあの男の本性だ。和解は撤回し、母さんを殺したことへの賠償を要求したい」
と徹底抗戦のかまえ。雄山氏側もきょう午後になって「賠償はこれまで“至高対究極”の開催費用を私がもつかたちで十分におこなってきた。むしろ士郎が家出する際に壊した美術品1億円相当を弁償してほしい」とのコメントを発表。友好ムードも雲散霧消したかっこうで、関係者は途方に暮れている。
劇画原作者・雁屋哲さんのコメント:
連載再開をどうしようか悩んでいたが、ふたたびマンネリ路線でいけそうだ。やれやれ、もっとやれ