「Share」の乱用についにメス─。京都府警ハイテク犯罪対策室などは9日、まわりの迷惑をかえりみずShareを使っていたとして、悪質な常習者2人を逮捕した。Shareの使用による検挙例は国内初。
逮捕されたのは東京都武蔵野市の会社員(42)、神奈川県横浜市の小学生(10)ら2人。府警の調べによると容疑者らは日常的にShareを使用し、まわりの顰蹙をかっていた疑い。たとえば会社員のケースでは、職場で荷物の上げ下ろしをするたびに
「よっこいしょういち」
とShareを使い、同僚を白けさせていたという。
さらに小学生については、休み時間のたびにクラスメートを捕まえては
「ふとんがふっとんだ」
「ねこがねころんだ」
などとくだらないShareで時間をムダにしていた。小学生までもがこのように悪質な行為を繰り返していたことで、凶悪犯罪の低年齢化があらためて浮き彫りになったかっこうだ。
京都府警の担当捜査官は、
「Shareの乱用は多額の経済的被害をもたらす悪質な行為。こうした犯罪者については、かねてから逮捕し
た い ほ うだった。」
と話しており、今後さらに厳しく取り締まりにあたっていく方針だ。