8日未明にかけて茨城県沖で起きた群発地震について、緊急地震速報が発生から大幅に遅れて送信されたことが問題となっている。その後の調査により、この遅れは
「茨城県に存在する時差」
が原因である可能性が出てきた。今後の再発防止策をどうするかをふくめ大きな議論を呼びそうだ。
この地震では最大震度5を記録する揺れが12回も発生。しかしいずれの揺れでも緊急地震速報の発信は地震の起きたあととなり、ひどいケースでは数十分という遅れが出ていた。気象庁地震津波監視課の横田崇課長は、主な原因を
「茨城県にある時差だろう」
と見ている。茨城県では、かねてから
- 都心では絶滅したはずのガングロ女子高生がいまだに健在
- 山田うどんが大ブーム
など、ひどい時差の発生が報告されていた。こうした時空のゆがみが地震速報の伝達経路にも影響を与え遅延をもたらしたのだろう─というわけだ。
茨城に詳しい栃木県文化研究所の益子友康博士(45)は
「茨城県人は海があると思ってしこってる。そういったごじゃっぺな心のゆがみが、今回のような遅延を引き起こしたのではないか。このでれすけやろが」
と評する。心の美しい栃木紳士らしい指摘だ。
いっぽう、在東京茨城県民会代表の鈴木伊三郎さん(62)は
「今回のトラブルは茨城の都会っぷりをうらやむ栃木県人の陰謀。ほんといじやげる。袋田の滝がそんなにうらやましいか」
と反論。とはいえ、茨城のような田舎につくばエクスプレスを走らせるくらいだったら栃木県に新線を建設すべきだったのではないかといった視点を含め、真剣に議論していく必要がありそうだ。