ニュースサイトの「bogusnews」は13日、同紙のコンテンツ配信に新型暗号を導入することを決めた。この暗号は東京理科大学の大矢雅則博士と共同で開発した、まったく新しいもの。従来のRSA暗号などとは異なり「国語的に解読不可能」だと証明されており、配信時のセキュリティや著作権保護を大幅に強化することができるという。
ニュースサイトの記事については、かねてから「誰が読んでも感心できるわかりやすい文章を書くと、簡単に盗用されてしまう」という問題が指摘されてきた。bogusnewsはこれを解決するために、記事を暗号化し盗用を防ぐための技術開発に心血を注いできた。今回、大矢教授の協力を得ることでまったく新しい暗号である「CAB方式」の導入に成功。実用レベルに達したと判断し、今後のコンテンツ配信は暗号化しておこなうことを決めた。
大矢教授によれば、
「この暗号方式は、従来の“カエサル暗号”や“たぬき暗号”とは質的にまったく異なるもので、国語的に解読が不可能であることが証明されている。読者は、もはや記事を読んでも“なにを言いたいのか”“どこが笑いどころなのか”さっぱりわからないはずだ」
とのこと。
今回の暗号技術導入について、bogusnews編集主幹は
「暗号化された状態で読むと
“なんだこのシモネタは”
“また仮面ライダーの話か”
と誤読してしまうかもしれないが、中身はハンカチが5枚でも足りない感動ニュースだったりする。がんばって復号して読んでもらいたい。弊紙は今後もクオリティの高い記事を毎日配信してゆく」
と語っている。