各地で除草剤入りのペットボトル飲料が相次いで見つかっている事件で、警視庁は8日までに重要参考人の猫の身柄を確保。任意同行で取り調べをおこなっている。この猫は犯行をにおわせるような供述を繰り返しており、同庁は証拠がためがすみしだい逮捕に踏み切る見込みだ。
取り調べを受けているのは、都内練馬区住宅地在住のミケ参考人(3)。調べによるとミケ参考人は、先月から今月はじめにかけて各地のスーパーなどに忍び込み、ペットボトル飲料「ヘルシア緑茶」に有毒なグルホサートを混入した疑いがもたれている。現場からは多量の猫毛やつめとぎあとが見つかっており、これらの生物学的特徴がミケ参考人と一致したことが決め手となった。
取り調べに対し、ミケ参考人は
「みゃあみゃあ」
と名古屋人の真似をするなど不敵な態度を崩していないものの、ときおり「ペットボトルが憎かった。あいつのせいで膀胱炎になりかけた」などとこぼしており、大筋で犯行を認めはじめているという。
警視庁練馬署では
「身勝手な理由から人の生命を危険にさらす、残忍な犯行だ。厳しく取り調べていきたい」
としている。もっか近所のドラッグストアで「猫じゃらし」「ペディグリーチャム」などを買い込み、尋問の準備に余念がないとのことだ。