宇宙探査機による火星表面の観測データを分析した結果、火星の表面に塩分の堆積が確認されたとの研究がアメリカの科学雑誌「アスタウティング」3月21日号に発表された。かつて火星で多くの塩がまかれたことを示唆するもので、相撲取りが生息していた可能性が濃厚になってきた。
この研究を発表したのは、ハワイ大学のジェシー・ジェームス・ワラニ・クハウルア博士ら。ジェシー博士のチームは、探査機「マーズ・オデッセイ」から送られてきた画像を詳しく解析。その結果、塩のふんだんにばらまかれた円形の台地を200カ所ほど発見した。これらの土地はいずれも直径4.55mの円形にならされており、大相撲の土俵サイズと一致。博士は、
「かつて火星には相撲取りが多数生息しており、盛んに土俵入りしては塩をまいていた─という明白な証拠だ」
と主張する。
大相撲の世界では、「相撲取りは赤い星から船に乗ってやってきた」との古い言い伝えがあり、「相撲火星伝来説」として知られている。従来、この説を裏付けるものは
「相撲取りが太っているのは重力の弱い火星の環境に合わせて進化したから」
といった牽強付会な証拠しかなかったが、ここにきて学説としての信頼性を急速に増しはじめたかっこうだ。
いっぽう、伝説には
「相撲取りたちは、はげしいぶつかりげいこをやりすぎたために故郷を死の星にしてしまった」
との一節もある。火星伝来説が正しいとすれば、相撲取りには地球をも滅亡させかねないおそろしいパワーが秘められているということになる。探査機の観測によって暴かれた、おそるべきスモウの秘密…! この件についてジェシー博士にコメントを求めたところ、ただひとこと「ごっつぁんです」と語り詳しい回答を拒否していた。