円ドルレートが12年ぶりの水準にまで急騰した東京外国為替市場。海外取引のある企業にとっては大きな損失につながりかねない今回の円高だが、すでに個人の生活レベルでも多大な影響を及ぼしつつあるようだ。
都内三鷹市在住の会社員、山本吉次さん(38)も急激な円高に泣いているひとり。IT企業に勤める山本さんは、かねてから心因性のガンコな10円ハゲに悩まされてきた。しかし、年度末も佳境に入った今週はじめから価値がみるみる高騰。18日現在のレートで「500円ハゲ」にまで成長してしまった。
「14歳の娘がいるが、バレたら嫌われてしまう」
と、円高の厳しさを嘆く。
山本さんが通う「調布皮膚クリニック」の下平和幸院長は
「円形脱毛症の原因はひとそれぞれだが、一般的な症例では食事に気をつけて心身の負担を減らしつつフロジン液を塗布していれば数カ月で治癒する。のんびりつきあっていく姿勢がだいじだ」
と話す。お悩みの方は勇気をもってお近くの皮膚科に相談してほしい。
なお、一部メディアが指摘していた「福田康夫首相のハゲの進行」については、
「円高とはまったく関係ない。ねじれ国会が原因」
と総理官邸から訂正のコメントが発表されている。