愛媛県で「ひねるとミカンジュースの出る蛇口」が登場して話題になっているが、今度は名古屋県でも…。名古屋駅の百貨店に、ひねると
「味噌煮込みうどん」
の出る蛇口が設置され、6日から一般公開がはじまった。
この蛇口は、地元商工会関係者らが「なーも名古屋は愛媛になんか負けにゃーでよー」と発案したもの。地元最大の百貨店メルサが、名古屋地下街の名物人形「ナナちゃん」の足下に設置した。日中は自由に利用することができ、蛇口をひねると直上の大型タンクから温かい味噌煮込みうどんがドバドバと流れ出すようになっている。名古屋商工会議所の岡田邦彦会頭は
「名古屋自慢の地下街に来たら、ついでにうみゃー味噌煮込みうどんを堪能していってほしいなも」
と話す。
この日公開された蛇口には県外から訪れた観光客らが数多く集まり、八丁味噌の香りとともに流れ出るうどんを薄気味悪そうに眺めていた。いっぽう、地元っ子のなかには
「リャイスがにゃーじゃにゃーきゃ!」
と係に喰ってかかる者もおり、設備面で改善の余地が露見する船出となった。
なお、愛媛・名古屋につづき栃木県では県庁主導で「しもつかれの出る蛇口」設置計画が進行中だったが、厚生労働省から「しもつかれは食品とは呼べないので許可できない」との指導が入り頓挫したもよう。県下の子どもたちは「あやうくゲロを食べさせられるところだった」と胸をなで下ろしている。