世界最大の検索エンジンGoogleから存在を抹消される現象─「Google八分」。アイドルの初音ミクさんが被害に遭った事件がまだ記憶に新しい。そんなGoogle八分によって、またも新たな被害者が出たことが弊紙の調べでわかった。こんどハブにされたのは、なんと
「英語アルファベット大文字」
だ。
調べによると、異常が起き始めたのは今月初めごろのこと。Googleの一部のページにアクセスしても
「大文字が表示されない」
という状態になった。この状況は現在にいたるまで続いており、KGBが「kgb」、NOVAが「nova」と表示されるなど、利用者はたいへんな不便を強いられている。
世界一クールでWeb 2.0でロングテールなGoogleがこんなミスをついうっかり犯すはずはないため、何者かが「大文字の存在をネットから消し去れ」と同社に圧力をかけたのだろう─というのが大筋の見方だ。しかし、いったい誰が…。
「これはもう、“大文字さん”をねたむ大阪もんのしわざにちがいあらしまへん」
京都の町衆はこうささやく。「大文字焼き」で知られる京都「五山の送り火」。これをねたむ大阪人の陰謀だと言うのだ。
大阪人については、かつて阪神タイガース優勝のおり、五山に懐中電灯で「TH」のマークを浮かび上がらせた前歴があるだけに、うなずける推理だ。すでに府境には大阪人に報復せんと“ぶぶ漬”を装備した京都人が集結しつつあるとの報告もある。Google八分が一大“府間戦争”の火種をくすぶらせるに至った今回の一件。やはり検索エンジン寡占はよくない、みんなもっとlivesearchを使うべきだと思い知らされたできごとだった。