アイドルグループ「嵐」の櫻井翔が主演することで話題を呼んでいる実写版「ヤッターマン」。このたび、その公式スポンサーが決定した。UCC上島コーヒー(本社:神戸県)と100円ライターでおなじみ株式会社東海(本社:静岡県)というダブルビッグネームだ。
ケンダマアクション、びっくりどっきりメカなどさまざまなSFXが必要となる同作の実写映画化には、従来の邦画の枠を超えた資金が必須と見られていた。このたび、コーヒーとライター両市場における二大ナショナルブランドの協力を得ることで、驚異の映像化に向け盤石な体制が整ったことになる。
もちろん、企業側にとってもヤッターマン公式スポンサーの冠はうまみがある。製作元である日活の広報は、
「ヤッターマン、コーヒー、ライターのコラボレーションは、特に小学生や中年男性への訴求力が高い。最高のPRになる」
と、ウインウインの関係であることに胸を張る。
支持するのは企業だけではない。今回、全国PTA評議会も
「愛と勇気を教えるヤッターマン。子どもたちの情操教育にピッタリだ」
と協賛に名乗りをあげた。時代を超え、その世界観が教育にも有効と認められたかっこうだ。また、この作品は海外展開も視野に入れているという。日本が誇るヒーロー、ヤッターマン。国際社会へと羽ばたく日がもうすぐくるのかもしれない。ヤッターマン公開は2009年春予定となっている。