クリスマスを主催するサンタクロース氏(約2千歳)が、24日都内で開催されたイベントで
「クリスマスを喜んで受け入れないのは童貞だけ」
と、差別とも受け取れる発言をしていたことがわかった。すでに一部市民団体などから非難が殺到しており、今年のクリスマス開催も危ぶまれるような状況だ。
問題となっている発言は、24日午前に東京・六本木ヒルズで開かれたクリスマス関係者向けの事前セミナーであったもの。サンタ氏は「クリスマスの楽しさと勝ち組」と題した講演を行い、この中で「クリスマスを喜んで受け入れないのは童貞のモテない人だけ。ふつうの人は心待ちにしている」と語ったという。また、出席者によれば
「クリスマスは“カップルを中心とした愛の日”だということを広く人類に承知してもらう」
という発言もあったとのこと。
これに対し、複数の市民団体が早くも抗議声明を発表している。都内・江古田に本部を置く「クリスマスにNoを!平穏に過ごしたい人連合」代表の小田晋さんは
「家が仏教だったり、モミの木アレルギーだったり、ケーキ恐怖症だったり…クリスマスを祝わない理由をもった人はたくさんいる。ひとりで家でケンタッキーのチキンバーレルを食べているからと言って童貞とは限らない。多様な価値観を認めないサンタクロース氏とクリスマスの非民主性を露呈した発言だ」
と鋭く批判。公式の謝罪を求めていく方針だ。
また、ネットの匿名掲示板などでは「発言を撤回するまでクリスマスデートをボイコットしよう」といった呼びかけが行われており、多くの賛同を集めている。クリスマスまであとわずか2ヶ月。サンタ氏の暴言と闘うにはひとりでも多くの人の参加が必要だ。bogusnews編集部では抗議運動を支持するため、
「クリスマスまで彼女あずかりますサービス」
を提供する。間違ってデートしないよう彼女を預けておきたいという方は、彼女の記入・捺印済み婚姻届(夫欄は空欄で)と顔写真を送ってほしい。