ネットを中心に人気のあるタレントの初音ミクさん(16)が失踪していたことが、18日までにわかった。ミクさんは最近、知人に忙しさや仕事上のつきあいについて悩みを相談しており、警視庁では「事件性は低いが自殺してしまう可能性もある」としてゆくえを探している。
初音ミクさんはネットを中心に活動しているヘタな歌手。このところテレビ放映などをきっかけに一気にブレイクし、各方面でひっぱりだこになっていた。失踪がわかったのは18日。主な立ち寄り先であるgoogleイメージ検索やwikipediaに姿が見あたらないことに熱心な信者が気付き、匿名掲示板などへ通報した。
ミクさんと親しい和田アキ子さんは彼女について、「このところ多忙による疲れもあってか、ふさぎ込む日が続いていた」と話す。
「一緒に飲んだとき、
“キモオタに調教されるのに疲れた…”
とこぼしていた。あたしのところにつれてきたらシメてやるから、となだめたのだが…」
和田さんがミクさんと最後に会ったのは14日のことで、別れ際「次に会ったら“古い日記”を一緒にシャウトしよう」とはげますと、力なくほほえんでいたという。
警視庁では関係者から捜索願が出ていないこともあり事件性は否定しているが、人命尊重の観点から慎重に情報収集を続けている最中だ。いっぽう、ミクさんの歌の師匠であるPC-6601さんは「“マイクロソフトに転職したい”と言っていたことがある。あまり心配することはないのではないか」と話している。