技術的困難を理由に北朝鮮が「期限遵守は困難」と難色を示していた核施設の停止について、日本の大手エロゲメーカーが技術協力を打診していることがわかった。受け入れられれば停滞している六ヶ国協議が、話し合いに向け大きく前進することになりそうだ。
北朝鮮の核施設については、交渉の前提条件として米側が「14日までに稼動を停止すること」を要求していた。今回、問題解決のため協力に名乗りをあげたのが、エロゲメーカー「アージュ」(本社:東京)。同社は「マブラヴオルタネイティヴ」の発売を3年に渡って延期するなど、期限引き延ばし技術の優秀さで定評がある。これを活用すれば「最低でも半年は期限延長が可能ではないか」とエロゲーに詳しい識者はみる。
アージュの協力申し出のきっかけとなったのは、北朝鮮のエロゲーファンとのきずなだ。同社の吉田博彦社長によれば、北朝鮮には氏名不詳ながらあらゆるメーカーのすべてのエロゲーを発売日に購入(初回特典つき)してくれている謎の人物が一名存在するという。
「エロゲーを愛する者同士のきずなを守るため、和平の力になれればと思った」
と、吉田社長は語る。
なお、アージュは同じくゲームメーカーで発売延期に関して屈指の技術を誇るBPS、ゲームアーツにも協力を呼びかけている。往年のファンは「ムーンストーン」発売を待った苦節二十年が、別のかたちでむくわれることになりそうだ。