アメリカ国務省のマコーマック報道官は6日、核開発関連交渉の障害となっている北朝鮮凍結資金の移管について、
「日本から最先端技術の支援を受けることで解決する見込みだ」
と語った。暗礁に乗り上げている6カ国協議は、これによって大幅に前進する可能性が出てきた。
マカオのバンコ・デルタ・アジアで凍結されている北朝鮮の資金・2500万ドルについては、手続き上の問題で移管ができないままになっており「資金返還までは交渉に応じない」と北朝鮮の態度を硬化させる一因となっていた。同報道官によれば今回、日本から銀行口座に詳しい技術者を招聘し、支援を受けることでスムーズな振り込みを実現するめどが立ったという。
記者会見にはこの技術者─哀川健児さん(34)も登場。はだけたシャツの襟元から金のネックレスを見せつけながら、
「オレにかかればソッコーっすよ。チョロイっす」
と言う哀川さんは、記者団の求めに応じて資金返還交渉をその場で実演してみせた。
「もしもし? おばあちゃん?
オレオレ。北朝鮮だけどさ。
外貨が必要になったから今から言う口座に2500万ドル振り込んでくれない?」
哀川さんはこの手法により一年間で10億円を荒稼ぎしたこともあるとのこと。「日本の美しい技術で極東地域の平和と安全に貢献したい」と抱負を語っていた。