腐敗した戦後教育は、子どもたちをこれほどの悪鬼に変えてしまったのか…。そんな衝撃の事例が、いま全国から次々と報告されている。メンコやヨーヨーで遊んでいたのも今は昔。空き地で、街中で、学校で、堂々と
凶器を振り回して遊ぶ
子どもが増えているというのだ。
取材に向かったのは都内足立区某所の公園。息を潜めて待っていると、午後3時すぎ、学校の授業を終えた子どもらがちらほら集まってくる。やがて10人ほどの徒党を組むと、掛け声とともにいっせいに腕をふりまわしはじめた。その手元には、たしかに石くれやハサミなどの恐ろしげな凶器が…! 凶悪な見た目にもかかわらずときおりあげる無邪気な笑い声に、記者は戦慄を覚えた。この子どもたちには悪事をはたらいているという意識すらないのだ。
識者によれば、この「凶器をふりまわす遊び」はすでに全国で目撃されているという。多くの場合、持ち寄られる凶器は石・ハサミ・紙。地域によってはハサミをさらに恐ろしい銃に変えて遊んでいるところさえあるとか。ルールも冷酷非情で、これらの凶器を駆使しながら最後のひとりになるまで殺し合うという…。少子化進展の原因となっている可能性もある。
かつて、このように残虐な遊びをする文化は、日本にはなかった。戦前の美しい日本では、カエルの尻から息を吹き込んでふくらませたり、イナゴの首をもいでエリに飾ったりするおとなしい遊びがふつうだった。
「日教組などの不良教師が、大陸から輸入した野蛮な文化を広めているのに間違いありません」
と、産経新聞の片山雅文記者は断言する。
礼儀正しく、利発に青っぱなを垂らしていたあのころの日本の子どもたちは、このまま消え去ってしまうのか…。やはり日の丸・君が代をあがめる精神の教育現場への徹底が急務、と認識を新たにさせられた今回の取材だった。