沖縄・嘉手納基地に配備されたアメリカ軍のステルス戦闘機「F22」が20日、初の公開訓練を行った。6機のステルス機は1時間あまりに渡って上空を飛行したが、ステルスだけに姿がまったく見えない高性能ぶりだった。
嘉手納基地司令官のジュアス空軍准将は、訓練に際して報道陣に向け
「F22ラプターの配備は我が国が極東地域の安全保障に強く責任を感じていることのあかし。アメリカと日本の同盟関係は強固だ。有事の際にも、我が国はけっして日本を見捨てない。どんなにカネがかかろうとも、だ」
と語り、日米の絆の強さをアピールした。
その後、6機のステルス機が次々と発進。タクシングから離陸にいたるまでまったく姿が見えないステルス性の高さに、居合わせた記者からは「本当にいるのか」といぶかしがる声があがっていたが、ジュアス司令官の
「アカと人間力の低い国民には見えない」
との説明に、一同ようやく見えはじめるというハプニングも。「これは思いやり予算を払う価値があったね」と納得しているようだった。