監査業界大手のみみず監査法人は20日、所属する公認会計士・社員全員を業界3社に受け入れてもらう方向で基本合意に至った旨を発表した。これによりみみず監査法人は事実上解体することとなる。
みみず監査法人は、土くれの中までかきわけるような細かいしごとぶりが評価され、会計監査業界4位にまでのしあがった大手。しかし、近年では
- 顧客企業に出かけるとOLが悲鳴をあげる
- おしっこをかけると陰部が腫れる
などの不祥事が多発していたほか、
- 新宿御苑のカラスのねぐらあたりを通りかかった所属会計士が行方不明になる
- アスファルトの上で干からびている社員の変死体が発見される
といった奇怪な事件も相次ぎ、金融監督庁からたびたび行政処分を受けていた。
今回、社員の受け入れで合意したのは「釣り具の上州屋」など3社。各社とも、湿り気のある豊かな土を提供する─など待遇条件は維持する方針だ。みみずに所属する会計士のイトミミズさんは、
「交渉がまとまってホッとしている。とにかくふつうに働いて生き続けられればそれでいい」
と話していた。