フランスの上下院は19日、合同議会を開会。「拳法で死刑を廃止する」ことを決定した。国際的に死刑は廃止される傾向にあるが、拳法を代替刑罰に定めるのはきわめて異例。
議会では死刑を「国家権力が人の命を奪う、きわめて残虐な刑罰」と鋭く指摘。今後は極刑を
「拳法によるおしおき」
とすることを満場一致で可決した。
議決に伴い施行される新刑法では、この分野の先進国である中国からジャッキー・チェン氏ら専門家を招聘。技術供与を受ける。従来の無期懲役に相当する刑罰は
「少林寺木人拳」
となり延々と木人に殴られ続けるうえ、仮釈放審査では灼熱の大釜を素手で動かす必要がある。終身刑は「酔拳」で、飲ませても飲ませてもつぶれないジャッキーの攻撃を永遠にしのぎつづけねばならないという。
また、死刑の替わりは
「デブゴン拳」
となり、サモ・ハン・キンポーのボディプレスに耐えることとなる。これには最後まで死刑廃止に抵抗していた保守派も「思った以上に動きが素早い」と大喜びだ。
いっぽう、一部の市民団体は
「そばに机を置いておくとすぐに壊されるので、ジャッキーの国家による保有は新たな危険を生みかねない」
と警告している。