破綻のないシナリオ展開、演技力あふれる俳優陣、意味のない料理シーンを完全排除したハード描写で話題を呼んでいる「仮面ライダーカブト」も、いよいよ佳境へ…。となると気になるのが次なる仮面ライダー。2007年1月からはじまる新ライダーの全貌が10日、テレビ朝日と東映による記者会見でようやく明らかにされた。
席上、テレビ朝日の白倉伸一郎プロデューサーが発表した新ライダーの名前は、
「仮面ライダーネギ」
(ラテン表記はMASKEDRIDER NEGI MAGI)。作品コンセプトは、ひとことで言うと
「31人の美少女がキミの恋人!
ドキドキのニュータイプ仮面ライダー」
だという。前作までのハード路線・緻密な脚本とはうってかわり、だれもが楽しめるライトなラブコメ路線を狙う。
主人公は、イギリスの仮面ライダー養成大学を主席で卒業したネギ・ストーンフォレスト。わずか10歳の少年の彼に与えられた使命は、立派な仮面ライダーになるため、日本のゴルゴム学園女子中等部で先生をすることだった! ネギは2-Aの担任として奮闘しながら、襲い来るほかのライダーと戦い、成長してゆく…。
今作のもっともユニークなポイントは、ライダーが“従者”と契約することで新たな技を獲得していくというところ。契約=「パクティオー」の儀式は、ライダーがベルトを発動させると現れる
「石ノ森空間」
で従者とキスすることで成立する。マギがいかに31人の教え子を攻略してパクティオーにこぎつけるかも、ストーリーの見どころだ。また、「カブト」で好評だった「キャストオフ」システムは今回も引き継がれ、女生徒の従者が「アーティファクト」(技)を呼び出す際にキャストオフするしくみとなる。
「ネギ」ではタイアップによるCDセールスなどにも力を入れていくとのことで、会見の最後には31人の女子生徒が壇上に現れ、劇中歌の
「ハッピーライダーキック」
を披露していた。