首都圏で1日、0時から未明にかけてICカード乗車券「Suica」で改札を通れなくなるトラブルがあった件について、JR東日本は同日記者会見を開き、原因を説明するとともに利用者に陳謝した。
同社によると今回のトラブルは
「検札担当ペンギンが集団で心身に異常をきたしたため」
という。Suica対応改札機の中にはペンギンが入っており、日夜検札業務をこなしているというのはよく知られた事実だが、これほど大規模な問題を引き起こしたのは2001年のサービス開始以来はじめてのことだ。
報告では、ペンギンたちは不具合発生当時、冬本番の12月に日付が切り替わったことに刺激され
「冬だ!」
「ぼくらの季節だ!」
「故郷に帰ろう」
と集団で異常に興奮しだした。やがてはやる気持ちがおさえられなくなり、野生に戻って業務続行不可能となってしまったとのこと。午前5時に人材派遣元企業の日本信号が新しい正常なペンギンと入れ替えを行い、事態を収拾した。問題のペンギンたちはSuicaサービス開始当時から無交代で業務を行っており、過労でストレスをためていたことも精神に異常をきたした一因と見られる。
JR東日本広報は、
「ご迷惑をおかけし、まことに申し訳なかった。不始末をしでかしたペンギンはみせしめもかねて食用に転用するので許してほしい」
と謝罪。臨席した記者団とともにペンギンの手羽先に舌鼓を打っていた。
Suicaイメージタレント・ペンギンのスイッピさんのコメント:
ご迷惑をおかけしたことを担当者に代わってお詫び申し上げたい。テレビCMで活躍しお茶の間に潤いを提供しているボクの処遇については、改札の中で働いている負け組とは身分が違うので安心してほしい。