警視庁万世橋署は26日、銃砲刀剣類所持等取締法違反の現行犯で自称「首相」の男を逮捕したことを明らかにした。男は容疑を否認するいいわけを繰り返しているという。
逮捕されたのは住所不詳の安倍晋三容疑者(52)。安倍容疑者はこの日、渋谷区内の東急ハンズからみすぼらしいウィンドブレーカーを着て出てきたところを、逮捕ノルマ達成にむけ巡回中だった万世橋署員が発見。職務質問の際の受け答えがモゴモゴしていて聞き取りづらかったため、公務執行妨害で現行犯逮捕された。
連行後に所持品を検査した結果、真新しい工具箱などとともにビクトリノックス社製アーミーナイフが見つかり、容疑を銃刀法違反に切り替えて取り調べが続けられている。
安倍容疑者は
「わたしは首相。首相公邸への引っ越し作業で工具を買い出しに来ただけ」
と容疑を否認しているが、同署では、
「こんな美しくない心の男が美しい国の首相のわけがない。そもそも、小学校から大学までエスカレータ式に挫折知らずで進学し、世襲で首相までのぼりつめたやんごとなきお方がみずから工具など手にお取りになるはずがない。不法入国の三国人だろう。なによりまず、われわれは凶悪な十徳ナイフ検挙でポイントを稼ぎたい」
と怒りをあらわにしながら自白を強要させている。
いっぽう、公邸では今日の午後から首相が行方不明になるというちょっとした椿事が起きている。現在、側近らが中心となって近所の植え込みなどのあいだを探しているが、万一見つからなかったときのために米国大統領に次期首相を誰にするかお伺いを立てる準備も進行中だ。