マグロの資源管理機関である「大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICATT)」が26日、来年以降のマグロ保護をいっそう強化する方針で合意した。会合ではいわゆる「畜養マグロ」の制限についても一致した見解を見せており、マグロ愛好家の多い日本国内への影響は甚大になることが避けられなさそうだ。
日本では、伝統的に
「初めてのときは目をつむって恥ずかしがり、反応を見せない天然マグロ」
が珍重されてきた。過去には黒木瞳が「化身」冒頭で見せたマグロっぷりが「理想的」と高い評価を受けたこともある。
マグロに詳しい専門家の山谷えり子氏によると、
「国内では最近、ジェンダーフリーの悪影響により、初めから
“ああん、おにいちゃんのいっぱい…しあわせ…”
“こくまろみるくほしいでしゅうう”
などと叫ぶ、質の悪いマグロが幅をきかせている」
とのこと。統一協会やフジ・サンケイグループが純潔教育で高級マグロ保護に乗り出しているものの、需要をまかないきれずフィリピン・タイ産の海外マグロで補っているのが現状だ。しかし反面、東南アジアの未成年マグロを日本人向けに人身売買して立派なマグロになるまで囲う「畜養」などの乱獲行為が目に余るようになった。これが資源保護強化の国際世論を喚起したと見られる。
国内からは「マグロ嗜好は日本人の伝統文化」と反発する声があがっているものの、各国の包囲網は堅固で当面は受け入れるしかないとの見方が大勢だ。新橋のエロサラリーマンらを中心とする愛好家には寂しい季節が続くことになりそうだ。