伊吹文明文部科学相は26日、今後の教育政策について「伊吹イズム」に基づき推進していくとの認識を示した。参院特別委員会などで出た
「国民の教育は、頂点に立った政治家が特定のイズムを全体の意思として押しつけて行うものだ」
との発言について、より踏み込んで詳細を明らかにしたもの。
この日、記者団の前に姿を現した伊吹文相は、一声
「元気ですかーっ」
とアピール。教育の基本を「天皇こそすべての格闘家の頂点である」との「正統派ストロングスタイル」に置く方針であると述べた。今後、各教育現場には「元気があればなんでもできる」の精神を徹底させ、給食にはアントンマテ茶とタバスコを義務づけることで“食育”を通した伊吹イズムの浸透をはかるという。同時に文相は、いじめ自殺などで苦しむ子どもたちに
「馬鹿になれ!」
と呼びかけた。「馬鹿になればトヨタの下請け工場で偽装請負として働く運命も受け入れられる。もちろん過労自殺もなくなる」とのこと。
続けて同氏は詩を朗読。
「この道を行けば
どうなるものか
危ぶむなかれ
危ぶめば非国民
踏み出せば
天皇を中心とする神の国
迷わずにゆけよ
ゆけばわかるさ」
としんみりとした口調で読み終えたのち、
「それではお客さん、ご唱和ください。
1、2、3、ダァーッ!」
と気合いを入れ、会見を締めくくっていた。