ミスター2.0が吼えた! Web業界を牽引するオピニオンリーダーとしておなじみのfeedpath社・小川浩QOOが、5日売りの雑誌「日経トレンディ」を猛烈批判している。実態のない薄っぺらな流行語をみだりに使うな、との怒りからだ。
問題の記事は、同誌に掲載された「そんなに凄いか? Web 2.0」と題した特集。とりわけ小川氏の怒りを買ったのが、サブタイトルの
「次の“Web 3.0”こそ本命だ」
という部分だ。深夜にバスローブに身を包み、上質なブランデーをたしなみながら更新したブログで、小川氏は糾弾する。
「ていねいにインタビューに答えたのに、発言を曲解して利用された。“3.0”とか言って煽るのはやめるべき。buzzwordを濫用するのは誌面の信頼性をも損ねるのではないか。そもそも誌名からして“トレンディ”などと時代遅れのbuzzwordなのがいけない」
と手厳しい。
同氏のWebにまつわる思想はもっと遠大だ。
「Web 3.0など本命ではない。feedpathが目指す本命は、次の
“Web 3.1”
だ。3.1の世界では“はてな”などのブログサービスは自由に乗り換え可能なただのインフラとなり、feedpathこそがその上に位置する真のサービスとなる」
と語る。未来Web世界の預言者としての面目躍如たる指摘だ。いずれにせよ、Web 3.0から3.1までの世界を先取りするために今号の日経トレンディをbogusnewsのアフィリエイト経由で是非買うべきなのは間違いない。
弊紙では、今後もfeedpathが予約投稿機能に対応するまで小川氏を応援していく。