「子作りしましょ」
少子化のすすむ日本を救おうと国民に呼びかけるアニメの放送が、関東地域では5日深夜からはじまった。政府の積極的な資金協力により制作が実現したもので、子どもを増やそうという国の真摯な取り組みが伺える。
この番組は、テレビ朝日系列で木曜深夜に放送されている
「すもももももも
～地上最強のヨメ」
オープニングテーマソングから高らかに子作りの重要性を訴え、遺伝子かけあわせを呼びかけるという真剣な教育アニメだ。
ジェンダーフリーと左翼偏向教育の影響で、女に興味を示さず日本の伝統武芸も拒否するようになってしまった人間力不足のいいなずけを、おしとやかな大和撫子がやさしく教導する
…というストーリーになっている。
同番組の制作予算の90%は文部科学省の特別予算から拠出されており、ふんだんな資金と余裕あるスケジュールをバックに、最近ありがちな作画の乱れを抑えたハイクオリティを実現している。「国策アニメの名に恥じないものができた」と、担当者も胸を張る。
初回放送の反応は比較的順調だとのこと。夫婦別姓に断固反対するなどの良識派で知られる山谷えり子（本名・小川惠里子）内閣府政務官は、
「このアニメを通してアンチ・ジェンダーフリーと純潔教育の正しさを理解してもらえることを期待する。女性視聴者は主人公・もも子を見習い、いつでも子作りに励めるよう日ごろから布団をしょって歩くべきだ」
と話している。