フジテレビ系列で放映されているお昼の国民的人気番組「笑っていいとも!」の視聴率が、ここ数日で急激に下がっていることが調査会社「ビデオリサーチ」の調べでわかった。「乳幼児の爬虫類由来サルモネラ菌感染」に注意を呼びかける報道の影響と見られ、フジテレビ関係者は思わぬ余波に頭を痛めている。
ビデオリサーチ社によれば、「いいとも」の視聴率を押し下げているのは乳幼児を抱えるF2層(女性・35才~49才)。森田和義アワーが始まると同時にチャンネルを切り替える行動が、さいきん目立っているという。視聴率下落がはじまった時期は、国立感染症研究所による
「カメ・イグアナなどの爬虫類はサルモネラを保菌していることがあるので、乳幼児のいる家庭では接触に配慮するように」
との呼びかけが話題になりはじめたころとちょうど重なる。
個別の聴き取り調査によれば、お母さん世代が子どもへのサルモネラ感染を恐れてタモリの映る番組を視ないようにしているもよう。フジテレビ広報部は
「あまりにも過剰な反応。タモリさんはきちんと消毒しているので保菌のおそれはない。むしろ安産にいいのでどんどん視てもらいたい。特に巨乳のお母さんが視てくれるとタモさんもよろこぶ」
と火消しに懸命だ。