安倍晋三氏の自民党総裁就任で成立確実となった新内閣について、ネーミングライツ(命名権)の取得先が20日あきらかになった。命名権を取得したのは広告代理店大手の電通。成立後の内閣名称は
「コアラのマーチ内閣」
となる。
内閣の命名権については、自民党が政治資金などを調達する新たな試みとして導入する方向性を6月に打ち出していた。契約期間は次期内閣改造まで。取得金額は年額8,000万円。電通は命名権をすでに製菓メーカー大手のロッテに転売済みで、28日にも成立するとみられる新内閣および今後の施行政策はすべて「コアラのマーチ」の名を冠することになる。
自民党執行部は「コアラのマーチ内閣」の名称について、
「愛国心あふれるコアラの並んで行進しているようすが、安倍氏が推進する管理教育路線にフィットしていてとてもよい。かわいらしさにもすぐれ、どんな愚策を実行しても“かわいいから”と許してもらえそうな雰囲気がある」
と語る。取得したロッテの広報部も、
「安倍さん同様、中身がぎっしり詰まった“コアラのマーチ”に親しみをもってもらえれば」
と広告効果を期待する。
なおロッテでは、新内閣成立を記念して
- コアラのマーチ・徴農版
コアラが農具を抱えているレアもの - コアラのマーチ・隠れ参拝版
よこしまな勢力から身を隠しながら靖国神社に参拝するコアラがキュート
の発売を予定している。