欧州宇宙機関(ESA)が探査機「SMART-1」による月面への衝突実験を行ったことを受けて、3日、米国のアラン・スターン博士を中心とした科学者300人がこれを非難する声明を発表した。同博士らは今回の実験を
「冥王星問題につぐ、ヨーロッパ諸国による陰謀の第二波」
と警戒している。
SMART-1はESAが3年にわたりすすめてきた無人の月探査機による宇宙開発計画。同探査機は3日、予定どおり月面の「優秀の湖」に秒速2キロメートルで衝突。これにより月面には縦3メートル、横10メートルの巨大な穴が開いた。
ESAでは「月の地質構造解明」が目的だと主張しているが、スターン博士らはこれを信じていない。
「今回の実験はEUが狙う“月破壊計画”の基礎データ収集が目的であることは明らか。冥王星を亡き者にし、次は月を消し去ろうとしているのだ」
と憤る。
博士によると、ヨーロッパ諸国は宇宙でのアメリカのプレゼンスを低下させるため、さまざまな策謀をめぐらせているという。先日、冥王星がとつぜんなくなったのもその一環。「アメリカ人が見つけた冥王星を消すことで、米国の威信をおとしめた」と主張する。今回の月破壊計画については「合衆国の旗がはためく月を壊し、わが国民を意気消沈させようとしているのだろう」と見ている。
米国の科学者有志は、ESAのエージェントが武天老師と名乗る謎の武闘家と接触したこともつかんでいるという。「探査機打ち込みなどという悠長な手段をあきらめ、一挙にかめはめ波で破壊する可能性もでてきた」と危機感を募らせている。
陰謀に詳しい女子大生・はあちゅうさんのコメント:
でも、人類は月には行ってないんだよ。私がこれを知ったのはある人のお話がきっかけ。