福井県に本部をもつパナウェーブ研究所は28日、同県内で記者会見を開催。徳島県那賀川の名物アザラシ「ナカちゃん」が死亡していた件について、
「太陽系内の惑星に変動が起きたことが原因」
との見解を発表した。ナカちゃんの死因については現在のところ公式には明らかにされていない。
同研究所は、電磁波・天文学・アザラシ拉致の各分野においてユニークな成果をあげていることで知られる名門。2003年には当時人気のあったアザラシの「タマちゃん」を捕獲しようとして、科学に理解のない民衆に反感を買ったことがある。
パナウェーブは、ナカちゃんの死亡は
「24日に冥王星が突然消えたため。ナカちゃんは冥王星の化身だったので、本体が消えたことで生命を絶たれた」
ことが原因と話す。驚くべきことに、
「地球には、あと8匹のアザラシが“惑星の化身”として生息している。早急に捕獲・保護しないと、冥王星以外の惑星も滅ぶ危険性がある」
との事実を明らかにした。かつて多摩川に現れたタマちゃんについては「地球の化身だった。われわれの星に間違いが起こらないよう秘密裏に捕獲しようとしていた」としており、参席した記者らのあいだからはひっそりと母星を守ろうとしていたパナウェーブの志の高さに、思わず嗚咽をもらす声も聞こえた。
「聖なるアザラシのうち一匹が失われた影響は大きい」と危機感を募らせる同研は、新たな問題が起きる前に残りの8匹を確保すべく、すでに全国に研究員を派遣。現在東京の新宿スポーツランド本館で、UFOキャッチャーから巨大すしあざらしぬいぐるみを奪還すべく奮闘中とのことだ。スカラー波に気をつけつつ、間違って「アイドルマスター」にインカムをつぎ込まずに景品をゲットできることを期待したい。