13日に都内で緊急総会を開いた「全国ホワイトデー総合連絡会」(代表:麗原美乃里)は、今年のホワイトデーの公定お返し利率を「バレンタインの5倍」に引き上げるとともに、プレゼント品目を
「東北大地震被災地への寄附に限る」
と決めた。ホワイトデー前日になってお返し内容にまで細かい規制をかけるのは過去に例がない。
ホワイトデー総連は、男子からバレンタインデーのお返しを適正な価格・内容で受け取れるよう、毎年利率などを定めている団体。バブル崩壊後は低利率政策に悩まされ存在感が薄れつつあったが、今回は未曾有の大災害を前に「わたくしたちにできることがあれば……」と一転行動に出た。
議決結果によれば、総連では
- お返しは金額にしてバレンタインデーギフトの5倍以上とする
- 品目は東北大地震被災地への現金または金券類による支援に限る
方針。条件に沿わないお返しは受け取りを拒否し、「ぜったいにヤらせない」(麗原代表)というから手厳しい。
なお、総連では「バレンタインデーにチョコをもらえなかった」というモテない男性にも、お返しをすることを条件に好きな女性の署名入りの
「実はチョコあげてました証書」
を発行する方針。特別措置のためイケメンに限らない。担当者は「まずは送金をしてからご連絡いただきたい」と話している。