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資料写真:

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新ブランド名への変更を迫られている携帯電話事業者のボーダフォンが、ネーミングライツ（命名権）を企業に貸与する方向で動いていることが16日までに判明した。現在交渉中の相手企業は「ケロリン」で有名な内外薬品。
ボーダフォンは、英ボーダフォンからIT大手のソフトバンクに事業譲渡されたことをうけ、新たなブランド名への変更を検討中だ。しかし、名称変更には巨額の費用がかかるほか、利用者からも

「“ソフトバンクフォン”とか“ソンダフォン”になるくらいなら、糸電話のほうがマシ」

と反発する声が上がっており命名が難航していた。
そこで広告代理店の睦和商事がもちかけたのが、内外薬品へのネーミングライツ貸与だ。内外薬品は同社の鎮痛薬「ケロリン」宣伝のため、全国の銭湯に200万個の「ケロリン桶」を無償配布するなどアグレッシブなプロモーション路線で知られている。この巨額の予算をボーダフォン救済に転用できないかというアイデアだ。
現在のところ内外薬品側の反応は「好感触だ」（消息筋）とされている。契約条件は、

• 新ブランド名を「ケロリンフォン」とする
• リリースする端末は黄色一色で塗りつぶし、背面に「ケロリン」のロゴを入れる

などの線で大筋合意を見ているという。
契約は二年間の予定。二年後には、ケロリンフォンは再度提携先を探し改称する必要があるが、同社幹部は

ケロリンフォンユーザーは過去3度もの改称にじっと耐えてきた。今さら何度変えようが反抗するはずはない

と楽観視している。
なお、匿名希望のケロリンフォン関係者に「お風呂で使える防水型ケータイを出す予定はあるのか」と問い合わせたが、現在までにはっきりした回答は得られていない。