航空会社スカイマーク(本社:東京)の客室乗務員が、外国人パイロットからのインターホン呼び出しを「英語が苦手なので」取ろうとしなかったことで問題となっているが、実は同社では
「社内公用語をサンスクリット語に規定している」
ことが6日までにわかった。社内公用語と異なる英語を話そうとした外国人パイロット側にも過失があることとなり、同社に貼られた“安全軽視”というレッテルを改めて見直す必要が出てきた。
調べによると、スカイマークでは同社が“第二の創業”と位置づける大規模なリストラをおこなった2003年ごろ、
「アジア地域の航空会社なのに、なぜ公用語が英語なのか」
という社長の鶴の一声で公用語見直しに着手。日本を含めたアジアの古典語として名高いサンスクリット語が公用語に選ばれたという。
その後、スカイマークの社員は全員に
- 日常サンスクリット語会話スキル
- 学術論文クラスのサンスクリット文を読み書きできる能力
が必須とされ、若い女性CAも「アヌスヴァーラ?」「クサーナ」などと談笑できるレベルだという。逆に問題の外国人パイロットは「最後まで社の方針に抵抗してサンスクリットを覚えなかった」ことで煙たがられており、それが理由でインターホンの呼び出しに誰も応じなかったとのこと。
スカイマークのサンスクリット語採用には、「将来的に東アジア国際線就航を見据えた布石」という意味合いがあるほか、さらに
「機内に万が一悪霊のたぐいが侵入してきたときには、“オンアビラウンケンソワカ”“ナムアミダブツ”などと真言を唱え追い払える体制を確立する」
目的も兼ねているという。スカイマークなら、搭乗して万一事故に遭ったとしても安心して念仏を唱えることができそうだ。