多くの人々が子どものころから言い聞かされてきた「うそつきは泥棒のはじまり」ということわざ。おとなになった今では「そんなことはない」とたかをくくっている人が多そうだが、実はこのことわざが
「社会統計学的に正しい」
ことが、東大社会学研究室の調査でわかった。
調査をおこなったのは、同研究室の有荘八百一教授らのグループ。教授らは、全国の全年齢層から無作為に選んだ男女4,095名を対象にアンケートを実施。
- うそをついたことがあるか
- ネコババや万引き、空き巣など泥棒行為をしたことがあるか
などを聴取した。
その結果、
「泥棒行為をしたことのある人の90.2パーセントが、うそをついたことがある」
ことが判明。うそつきと泥棒のあいだに相関関係があることがわかった。教授は「学校や職場などでの人物評価に役立ててほしい」と話している。
いま身の回りを見回してみて、
- 自社サイトにうそ情報を掲載している
- ブログにうそを書いて悦に入っている
といった人がいたら、泥棒である可能性がきわめて高いので、「即刻クビにする」「もうそのブログにはアクセスしない」など対策を講じるべきだろう。なお、調査結果はきょう4月1日に「日本社会統計学会誌」に掲載される。