神奈川県警は14日、法で定められた脳死判定手順を経ずにドナーの臓器を取り出し死に至らしめたとして、殺人容疑で鶴岡八幡宮の宮司らを逮捕した。宮司らは犯行を否認しているという。
調べによるとこの宮司らは、今月12日に強風で怪我をし意識不明の重態に陥った鶴岡八幡宮勤務の職員(1000)を勝手に「脳死した」と診断。同職員の臓器を摘出し、移植に使用した疑いがもたれている。
臓器摘出前には国が脳死判定基準として定めた「瞳孔固定・脳幹反射の消失・平坦脳波・自発呼吸の消失」のチェックがおこなわれておらず、職員がまだ生きていた可能性があったことから今回の逮捕劇となった。
宮司らは殺意を否定しているが、取り調べに対し「クローンも作りたかった」などとSFじみた供述をしていることから、県警は
「マッドサイエンティストが功名心に駆られてやった」
と見て引き続き捜査を進めている。
鶴岡八幡宮に詳しい別当の公暁さんのコメント:
被害者とは深い親交があっただけに、脳死と偽って殺されたとすれば忿懣やるかたない。容疑者らを待伏せて切り付けたい気持ちだ