放送開始から40年を数える長寿番組「水戸黄門」の新シリーズ第40部(TBS系・27日~)に、かつての人気脇役「うっかり八兵衛」の後継が登場することがわかった。うっかり八兵衛は「うっかり」が口癖の三枚目として高橋元太郎が演じて親しまれたが、高齢化などを理由に29部以降は降板。コメディリリーフ不在が続いていた。
「うっかり」の後継として登場するのは、落語家の林家三平が演じる
「ぽっくり八兵衛」
だ。黄門さま一行に新たに加わったお供として、ことあるごとに死ぬようなハプニングに遭ってしまい
「いけねえ! こいつはぽっくりだ!」
と逝ってしまう設定。脳溢血やこんにゃくゼリー丸飲み・腹上死など、毎回多彩な死因が見どころだ。
初回放送では、特別ゲストとして登場する初代うっかり八兵衛との共演が見逃せない。…転職して開業医を営むうっかり八兵衛のもとに黄門らが転がりこむ。そこで持病のぎっくり腰を診てもらったぽっくり八兵衛がうっかり八兵衛のうっかり診療ミスでぽっくり死んでしまう…という意表をつく展開は、黄門ファン以外もすっかり取り込まれてしまう新境地を切り開いた感がある。
また、最近のライダーものなどの影響を受け第二・第三の八兵衛も登場。
- ぱっくり八兵衛
- くぱあ八兵衛
などが現れ、波乱を巻き起こすという。お年寄りだけでなくちびっ子たちにも人気を呼びそうなニュー黄門に期待大だ。