警視庁捜査1課は18日、インターネットの百科事典サイト「Wikipedia(ウィキ)」に迷惑な書き込みを繰り返したとして、威力業務妨害の疑いで福岡県在住の高校3年生を逮捕した。同課によると、少年は容疑を大筋で認めており
「百ヶ所くらいやった」
などと供述しているという。
調べによると、この少年は昨年夏ごろからウィキにアクセスしては
- 乳房
- 胸ポチ
- ブラジャー
- 女体盛り
など特定多数のエロい単語ページを編集し、見出し欄に蛍光色で目立つマークアップを繰り返していた疑い。ウィキの運営団体は気付き次第元に戻す措置を続けていたが、そのたびにマークし直されるイタチごっこ状態となっていた。警視庁ではダウジングなど最新の科学的捜査手法を用い少年の所在を特定。ようやく逮捕した。
取り調べに対し、少年は
「学校の宿題解くのにウィキを使っているうち、ムラムラしてきてやった。百ヶ所くらいやった。いまでもムラムラが止まらない」
と、反省するようすをまったく見せておらず、担当刑事が書いている調書にもエロい単語を見つけるとマーカーを持って線を引こうとする始末だという。
警視庁によると、辞書のエロ単語に線を引いた容疑での逮捕は全国で初めて。“全国初”のネット犯罪検挙が好きな京都府警は歯軋りしており、「かくなるうえは夜中に使いもしないコンドームをドキドキしながら自販機で買おうとする子どもを検挙することで警視庁に先んじたい」との意向を示している。