ネット系ブラック企業の未来予想株式会社(庄子素史社長)は17日、まったく新たなバズマーケティング手法を取り入れたプロモーションサービス
「ヒネッター」
の提供を開始した。メディアの多様化が進むなかで効果的なプロモーションをおこなうにはどうすればよいか首をひねっている広報担当者は多いが、同サービスを利用すれば社員の首をひねりつぶすだけで最適なPRが可能になる。
同社はプレスリリースを1回代行配信するだけで4万円もぼったくる「@Press(アットプレス)」で企業のプロモーション支援をおこなってきたが、権利ばかり主張して義務を果たさない無能人が社内にいるため費用対効果に難があった。「ヒネッター」は、いわゆる
「炎上」
を活用したまったく新しい手法を導入。「気に入らない社員を労働法無視で首切りする」などコンプライアンス的に非難必至の愚行にわざと走ってネットの注目を集め、自社サイトや新サービスなど任意のランディングページに誘導することを可能にした。庄子社長によると「これによりはてなで1日100以上のブクマを集めることも可能」という。
現在、ヒネッターはサービス開始記念キャンペーン中につき、無料のお試し利用が可能。第一号利用者は同社を卒業したばかりの優秀な起業家で、庄子社長みずからブログを使った炎上マーケティングにより立ち上げサイトを支援するという、涙なしには語れない美談もあったという。
「弊社では、純朴な起業家からこまごまとカネを巻き上げたあげくひねりつぶすレンタルオフィスなど、“区のインキュベーション施設のほうが安い”“そんなんだったら私書箱借りて自宅起業したほうがいいじゃん”的な事業でしか社会貢献してこれなかった。今後はヒネッターに特化し会社をひねりつぶす覚悟でがんばる。利用希望者はどんどん問い合わせてほしい」
と庄子社長は熱く語っていた。
ネットマーケティングに詳しい徳力基彦さんのコメント:
今までになかったマーケティング手法で、正直「やられた」という感じだ。弊社アジャイルメディア・ネットワークも、かわいい女性社員とか雇ってる場合じゃない。彼女はボーガスニュース編集部に嫁に出すなどして会社を身軽にし、事業のあり方を根本から見直すべきだと思い知らされた