28日発売のまんが雑誌「週刊モーニング」(発行:講談社)に掲載された作品「バガボンド」に乱丁が見つかった件で、原因は
「相対性理論のせい」
であることがわかった。相対論は先端科学でありながら生活のさまざまな場面に不思議なできごとを引き起こすことで知られているが、乱丁の原因であると指摘されたのははじめて。
相対性理論では光の速度を一定(光速度不変の原理)とするため、光速に近い速度で移動しながらまわりを観測すると「周囲の物体がゆがむ」「表と裏が同時に見える」などの信じられない現象が起こるとされている。逆に、水中など光の速度が減衰する媒質中では、光より速く移動する周りの物質から光の見え方がおかしくなる。
今回のモーニングの乱丁ではこれと同じことが起きた。
- モーニング宇宙では、主力連載であるバカボンドの掲載速度を、光速度cとおく(c=1井上雄彦)
- モーニングでは何人たりともcの人気を超えることはできない
- うんざりするほど休載が続いたり、死ぬほどストーリー展開が遅くなった媒質中ではcが減衰する
- cが減衰すると、読者からはページ順が間違っているように見えるなどさまざまな現象が起きる
というわけだ。
おなじようなケースは
- 「週刊少年ジャンプ」で「HUNTER×HUNTER」の掲載速度が遅くなったため、下書き同然のクズ原稿が載っているように見えた現象
- 「ヤングジャンプ」で「ZETMAN」がいつまでも自力で変身できるようにならず展開が遅いため、ついつい「いぬばか」のすぐりちゃんに萌えてしまう
などの事故として、モーニング以外の雑誌でも報告されている。相対性理論に詳しいまんが家のながいけん氏は「来月のゲッサンのネームが、まだ上がっていないんじゃよー。新創刊雑誌の物理法則を歪めてしまう、わしって罪作りな宇宙人? てへ」と話していた。