タスポなしでたばこが買える「顔認証方式」自販機で成人と誤って識別されたために耐えがたい精神的苦痛を受けたとして、京都府内の小学3年生(9)が自販機メーカーに損害賠償を請求する訴訟を起こしていたことが、17日までにわかった。自販機を認可した財務省やメーカーでは「訴訟にまで至ったのは初めてのケース」と戸惑っている。
訴状によると、この小学生は自販機への認証機構設置が義務付けられて以来、クラスメートからたびたび
「おまえ、ぜったいパスするって」
「やってみ、やってみ」
などと認証を強制され、成人と誤認されるたびに「やったぁーw すげえおやじ顔」と笑われ、精神的苦痛を受けたという。小学生とその両親は、メーカーおよび財務省に対し総額4千万円の損害賠償を求めている。
顔認証方式を開発したメーカーでは、
「ある程度の誤認はありうるが、小学3年生で発生するというのは考えづらい。よほどのとっつぁん坊やなのではないか」
としつつも、詳細なコメントは避けた。市井では「こういったいじめが起きることは当初からわかっていたはず。なぜ子どもの心を傷つける前に防げなかったのか」との批判も沸き上がっている。
いっぽう、弊紙の独自取材によれば、くだんの小学生は地元では有名な「オヤジ臭ただよう子ども」で、レンタルビデオ屋のアダルトコーナーに顔パスで入ったり、成人向け美少女コミックを顔パスで買うなど「成人特権」を謳歌しているとの話もある。近隣の風俗店の姫も「下のほうもお・と・なだった」と証言するに至ってはもはや弊紙主幹の義憤が沸騰するばかり。果たして訴訟の根拠が正当なものなのかどうか、疑問の余地がありそうだ。