「ぜったいに振り込ませない」を掲げて結成され、ネットなどでも注目されていた警視庁葛飾署の特別捜査班「防犯戦隊フリコマン」にとんでもないスキャンダルが発覚した。なんと、振り込まないはずのフリコマンたちが
「私生活では振り込みまくり」
だというのだ。
フリコマンは葛飾署が2008年11月に結成した振り込め詐欺撲滅専任の特命係。隊長のフリコマンはじめ、本田あやめ巡査など5人からなるチームで地域のおじいちゃん・おばあちゃんが振り込んでしまわぬよう日夜尽力しているとの触れ込みだった。しかし、葛飾区民から寄せられた情報によると
「フリコマン自身は毎晩のように振り込んでいる」
という。
真実を確かめるため、フリコマンが毎夜通っているという亀有駅前の雀荘「東南西東」に潜入してみた。2月中旬のある晩、たしかにフリコマンたちがやってきた。観察していると、はじめは「今日も儲けさせてもらうよ」などと威勢がよかったものの、やがて
「うわぁ、なんでここでロンなんだよ!」
「なん…だと…ふつう通るだろ、こりゃ…」
と振り込みまくり。あっというまにすっからかんになってしまい、最後には「竜よぉ、おまえの運をワシにくれやぁ」と鼻水をたらしながら泣きつくありさまだった。
この件について葛飾署に問い合わせたところ、「署員の私生活についてはコメントを差し控えさせていただく」との回答だった。しかし噂によれば、「一時帰休中」とされ姿を消しているフリコマンの女性隊員「手渡さなイーヌ」は、フリコマンの麻雀の負けのカタに風俗に沈められたとの話もある。事実なら現職警官がギャンブルはもちろん人身売買にまで関わっていることになる。同署には真摯な対応が望まれるところだ。