みんなに親しまれていたあの人気コミックの主人公が、実は処女ではなかった!? そんな衝撃の事実が発覚し、ネットを中心に騒動が起きている。
「中古は要らない」
などと作者宅に脅迫状まがいのものを送り付けるファンも現れ、ついには身の危険を感じた作者が執筆をアシスタントにまかせて隠れるという異常事態にまで発展した。
問題になっているのは「週刊少年ジャンプ」(集英社)に1976年から連載中の人気漫画
「こちら葛飾区亀有公園前派出所」
だ。地域のアイドル的警官・両津勘吉を主人公として描いたラブコメだが、主人公が長年独身を貫き通しているため「ぜったい処女」と、ネットの処女崇拝グループから人気を集めていた。しかし、先週発行のジャンプ掲載話中で、両津が上司の大原大次郎巡査部長に
「昨夜は激しかったな」
と囁かれて頬を赤らめるシーンが登場。両津の後ろの処女が失われたことを示唆したことから、一気にバッシングがはじまった。
ネットの匿名掲示板では、「こち亀」を題材に二次創作をしていた女性読者が
「両サマが非処女じゃ、妄想してたカプが成り立たない」
などとヒステリックに批判を投稿。「冬コミ合わせで両津×寺井本を用意してたのに!」など大騒ぎだ。さらに、抗議のためにこち亀既刊162巻を重ねて瓦割りにした画像をアップしたり、勝手に作者宅に
「部長総受け本」
を送りつけるなど脅迫まがいの行為にまで発展した。
作者の秋本治さんはこうしたことを気に病み、心身ともに疲れ切ったことから執筆活動ができなくなってしまったという。いまでは毎週アシスタントが代わりに描いている状態だ。果たして、主人公が中古だというだけでこれほどの非道が許されるのか。童貞どもの処女信仰には呆れるばかりだ。主幹はナギさまを応援しています。