2日の記者会見で「“かいさん”のかの字、私から聞いた人はいない」と不敵に言い放った麻生太郎首相。しかし、その発言に反し
「わたしはこの耳でハッキリ聞いた」
と主張する証人のいることが判明した。閣僚の相次ぐ失言に苦しめられていた総理だが、今度は自身の発言の釈明に追われることになりそうだ。
「かいさん」を聞いたと証言しているのは、ジャーナリストのカイ・シデンさん。元・一年戦争の勇士で、反骨の報道姿勢で知られる。麻生首相とはマンガ趣味などを通じて知り合った仲だという。カイさんによると、首相の発言があったのは先月末。都内永田町の京風料亭「鉄拐山(てっかいさん)」に招かれ、ふたりで会食したときのこと。
首相は顔を合わせるなり上機嫌で、
「カイさん、この鉄拐山はオレの祖父もよく使ったお気に入りの店なんだよ」
と、かいさん発言を連発。さらには、
「何飲もうか。そうだ、八海山だ。八海山がいい。女将、八海山一本!」
と執拗にかいさんを繰り返したという。
カイさんは
「あそこまでかいさんを匂わせておいて、今さら何を言うのか。ごまかしは通用しない」
と厳しく指摘。「しらばっくれるなら拉致して問い詰めて家にはかいさんぞ」と忿懣やるかたないようすだった。首相は、この件について今のところ沈黙を守っているが、カイさん対策として急遽「名家出身の金髪美女」への協力要請を決めたとのウワサもある。カイさんは頬っぺたの守りに気を配る必要がありそうだ。