教員採用試験に伴う汚職事件で揺れている大分市教育委員会は20日、コネ採用など不透明な慣習を全面的に廃止し、新たな制度として
「ネコ採用」
を実施することを決めた。早ければ今年度の教員採用試験からネコ採用をおこなう。
同市の試験では、委員の知人に加点をおこなうといった不正なコネ採用が長年続いてきた。今回の発覚で教育委員会は抜本的な改革が必要と判断。採用の可否をネコに諮るネコ採用への切り替えを決めた。受験者をネコと対面させ、
- ネコがどのような反応を示すか
- どのくらいネコかわいがりできるか
で評価・採点する。また、受験中にネコが顔を洗うと雨が降るなど、気象予報も同時にできて一石二鳥だという。
大分市教委では、ネコ採用で「関係者の意向・手心の加わらない公正な採用をおこなえる」と胸を張る。同教委の鍋島勝茂委員長は
「ネコ好きに悪い人はいない」
と人物評価にも有効との見方を示しており、教育再生の一助になるのでは─と期待する。
いっぽう、来春の教職採用をめざしている大学生からは
「重症のネコアレルギーで、とてもネコ採用など受けられない。イヌやウサギという選択肢も用意すべきではないか」
との苦情が寄せられている。また「私はタチなんだけど…」という問い合わせも多いとのこと。百合萌えには思わぬ豊作のシーズンが訪れることになりそうだ。