映画の代役からチャンスをつかんでスターの座を駆け上がった“超時空シンデレラ”が、一転犯罪者に…。マクロスフロンティア中央警察は21日、女優で歌手のランカ・リー容疑者(15)を著作権侵害のかどで緊急逮捕した。ランカ容疑者は大筋で犯行を認めているとのこと。連日メディアを賑わせていたタレントのいきなりの転落劇に、フロンティア市民のあいだに動揺が広がっている。
調べによると、ランカ容疑者は先週18日、銀河の妖精こと最強の歌姫シェリル・ノームさんのヒット曲「What’bout my star?」を自分の曲と偽って勝手に歌い、そのようすをフロンティア船団全国ネットワークで放映させた疑いがもたれている。しかも“路上ライブのようすを一般人が撮影したもの”のように見せかけるヤラセ手法を取ったり、歌詞の一部を
「おっぱいマイスター」
と改ざんした劣化コピー状態で歌っていたことから、警察は「きわめて悪質」と判断。異例のスピード逮捕に踏み切った。
同容疑者については、急速に人気を集めるいっぽうで
- グダグダな三角関係で視聴者を焦らせる
- ガリア4で他人のコンサートをいきなり乗っ取る
- 敵の捕虜になって船団を危機に陥れる
など身勝手な行動が目立ち、「かわいい顔して裏でぜったい何かやってる」と指摘されていた。今回の逮捕劇の裏には、こうした情報をもとに内偵を進めていた警察の尽力があった。陣頭指揮を執っていた石立鉄男警部は「このうすぎたねえシンデレラが!」とランカ容疑者立件への意気込みをアピールする。
今回の逮捕騒動で、各テレビ局の番組編成にも影響が出ている。金曜日放送予定のフロンティア朝日「タモリのミュージックデカルチャー」では、出演予定だったランカ容疑者の代わりに、ゼントラーディ人の演歌歌手・徳川一郎氏を起用。一時間枠で徳川氏の持ち歌「宇宙兄弟船」を特集する。