メガの次は早くも「ペタ」へ。牛丼チェーンの吉野家は17日、新商品の「ペタ牛丼」を全国で販売開始する方針を明らかにした。ライバルのすき家が展開中の大盛り牛丼「メガ牛丼」に対抗、本家・吉野家として巻き返しをはかる狙いだ。
百万を意味する「メガ」に対し、千兆をあらわす「ペタ」…かと思えばさにあらず。吉野家によると名前の由来は食材にあるとのこと。ペタ牛丼は、安値で大盛りを実現するため米国牛の中でも足腰が弱って立てない「へたり牛」を使用。これらの牛が「ペタリ」と座りこんでいるようすがかわいらしかったことからペタ牛丼と命名したという。
具材にはへたり牛の特定部位のみを使用。味にこだわりつつ、並盛と同じ値段で5倍の肉量を実現した。開発に携わった社員の話では
「脳みそもとろけるうまさ」
とか。
吉野家では、今回の新商品で落ち込みつつあった業績の回復と一億総白痴呆化を狙う。また、米カーギル社の協賛を得て「ペタ牛丼を大いに食べる会」を開催。国会議員先生諸氏を招いて試食してもらい、PRにつなげる予定だ。